「ヌキテパ」の魚の裏ごしスープ

何を隠そう私は昔からポタージュスープが大好き。
小さい頃は、家族でよく訪れた「レストラン仔馬」のポタージュが大好きでした。
たまーに洋食屋さんでそれに近いものに出くわすと、懐かしくしみじみと味わってしまいます。
ポタージュは手間がかかる割に地味なせいか、
最近のフレンチレストランのメニューでは目にすることが少なくなったのが誠に残念です。
さて、野菜ベースのポタージュとはまたひと味違う、素晴らしく美味しいスープを紹介します。
このスープ、一見、赤みがかったねずみ色とも言える、少なくとも見目麗しくはない姿で登場します。
知らずに目の前に出てきたらちょっと驚くかも(眉間に皺を寄せるかも?)・・・です。
とはいえ私は、旨味の凝縮されたような濃厚な液体を一目見て「旨そ〜!」と思いましたけどね。
もう、喩えようがない程、とにかくメチャメチャ旨いです。
(ある食べ友達は「バケツに入れて持って帰りたい」と宣いました…)
田辺シェフのお料理は本当に独特で、蕪や大根や人参などの根菜をただそのままお皿に並べたり(とんでもなく旨いのだ、これが!)、蛤を炭でグリエしただけだったり、フレンチという括りでは語れない不思議なお料理です。そうそう、この店のメニューにはお肉がないんです。でも素晴らしいんです。魚も素晴らしく旨いんです。
「美味しきゃいいんだ〜何でも!」と思ってしまうのです。(普通だったらお肉のないフレンチなんて許せないもんね…)
ところで、魚の裏ごしスープは結構いろんなお店にあったりします。
確かメニューに“ニース風”と書いてあったと思いますが、ニースでは一般的なメニューなのでしょうかねぇ?(御存知の方がいらしたら、ぜひ教えて下さい)
ラビラントや、ヴィラ・デル・ソルなどなど・・・。シェフは皆さん田辺さんのところにいらっしゃった方です。
メニューに『魚の裏ごしスープ』とあれば、ひょっとしてそこの店のシェフは田辺一派と思っていいかも知れませんね(笑)

「ヌキテパ」〔五反田〕03-3442-2382